天神学園の奇妙な案件
驚くルカ。

こんな贔屓なトーナメントがあっていいものか。

ルカ圧倒的有利の試合だ。

これでは仮に龍一郎が勝ち上がってきたとしても、体力を相当消耗しているだろう。

怪我もしているかもしれない。

「どうだ?これでもまだケチ付けるかよ?何ならお前の対戦相手は、両手を使わないってルールにしてやろうか?」

「…こんな事して、僕に勝てると思ってるんですか?万全の態勢で臨んでも、僕には苦戦しますよ?」

「いいや、勝つね」

龍一郎はニヤリと笑う。

「鼻歌混じりで優勝してやらぁ」

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