天神学園の奇妙な案件
向き合うティーダ。
「ルナは俺の流血を見て、躊躇した。流血させる事が出来るのに、攻撃の手を止めた。ここぞとばかりに攻め込める奴もいる。けどルナはしない」
「それは…」
ルナは唇を噛む。
「私が戦いに向いてないからって言いたいんでしょ?」
「向いてない事は悪い事か?」
ティーダは逆に問い返す。
「強い力を持ってても、戦いに向いてない奴なんて幾らでもいる。きっとルナは、俺よりも強い力を持っている。けど、相手を必要以上に傷付ける事は苦手なんだ。それの何処が悪い?」
「……」
「これ見よがしに傷つけて、力を誇示する奴なんて、只のよく吠える犬と一緒だ」
「ルナは俺の流血を見て、躊躇した。流血させる事が出来るのに、攻撃の手を止めた。ここぞとばかりに攻め込める奴もいる。けどルナはしない」
「それは…」
ルナは唇を噛む。
「私が戦いに向いてないからって言いたいんでしょ?」
「向いてない事は悪い事か?」
ティーダは逆に問い返す。
「強い力を持ってても、戦いに向いてない奴なんて幾らでもいる。きっとルナは、俺よりも強い力を持っている。けど、相手を必要以上に傷付ける事は苦手なんだ。それの何処が悪い?」
「……」
「これ見よがしに傷つけて、力を誇示する奴なんて、只のよく吠える犬と一緒だ」