天神学園の奇妙な案件
そして決戦の場へ。
大歓声の中、ティーダはルカと対峙する。
こうして見ると、本当に初等部の子供だ。
こんな子供が、本当に禿鷲をも凌駕する魔術の使い手なのか?
時間を遡ったり未来に行ったりできる大魔術の使い手なのか?
精霊女王召喚なんて使ったら、一瞬で決着がつくような気さえする。
「…侮るといいですよ」
ティーダの心の声を聞き取ったが如く、ルカは薄く笑った。
やがて、審判ヴラドの右手が掲げられる。
「タイマントーナメント、決勝戦だ。みっともない真似をすれば串刺しにするぞヒューマン」
審判らしからぬ威圧の言葉と共に。
「勝負、はじめっ!」
試合の火蓋が切って落とされる。
「鋼の名を謳う、我が名は『ティーダ・グリフィノー』。名の契約に従い、血の盟約に応えよ、ロイエ・スティル」
まさに開幕奥義。
やや高速詠唱気味に、ティーダは女王精霊召喚を行使した。
「なっ…」
意表を突かれたルカ。
掲げたティーダのユースティティアの切っ先の上に、女王が静かに舞い降りる。
鋼の精霊女王スティル。
その身はユースティティアの延長上、一振りの刀身となり。
「いっけぇええぇえぇぇえぇえぇえっ!」
ティーダによって、ユースティティアと共に振り下ろされる!
大歓声の中、ティーダはルカと対峙する。
こうして見ると、本当に初等部の子供だ。
こんな子供が、本当に禿鷲をも凌駕する魔術の使い手なのか?
時間を遡ったり未来に行ったりできる大魔術の使い手なのか?
精霊女王召喚なんて使ったら、一瞬で決着がつくような気さえする。
「…侮るといいですよ」
ティーダの心の声を聞き取ったが如く、ルカは薄く笑った。
やがて、審判ヴラドの右手が掲げられる。
「タイマントーナメント、決勝戦だ。みっともない真似をすれば串刺しにするぞヒューマン」
審判らしからぬ威圧の言葉と共に。
「勝負、はじめっ!」
試合の火蓋が切って落とされる。
「鋼の名を謳う、我が名は『ティーダ・グリフィノー』。名の契約に従い、血の盟約に応えよ、ロイエ・スティル」
まさに開幕奥義。
やや高速詠唱気味に、ティーダは女王精霊召喚を行使した。
「なっ…」
意表を突かれたルカ。
掲げたティーダのユースティティアの切っ先の上に、女王が静かに舞い降りる。
鋼の精霊女王スティル。
その身はユースティティアの延長上、一振りの刀身となり。
「いっけぇええぇえぇぇえぇえぇえっ!」
ティーダによって、ユースティティアと共に振り下ろされる!