天神学園の奇妙な案件
「ティーダっちは、いつも焼きそばパン食べてんねぇ」

「あが?」

手に入れた焼きそばパンの一口目を齧ろうとして、ティーダは動きを止める。

「何か変か?」

「変っていうか…栄養バランスとか大丈夫かなあって」

龍一郎でさえ、蒲公英お手製の弁当を毎日食べてるのだ。

ルナはまあ、吸血鬼だから血を飲めばいいのだろうが。

いつも同じものを食べているティーダ、体は平気なのだろうか。

「大丈夫だよ、朝晩は麗龍さんとこの奥さん(ユリア。天下一の嫁)に飯作ってもらってるから。すげぇ美味いんだぜ?」

そう言って笑うティーダ。

「でも…毎日3食のうちの1食は同じものばかりっていうのは…」

蒲公英は心配そうな顔をする。

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