魔女の魔法によって「透明人間」になってしまった初美。唯一彼女が見えるクラスメイトの堂本くんと、友達の咲良。
・何故透明人間になってしまったのか
・魔女から届く手紙
・初美本人も気づいていない「願い」
・魔女の正体
いくつかの謎がある中、明るい初美と不器用な堂本くんの距離が少しずつ近づいていくのが甘酸っぱくてほのぼのとします。
魔女や魔法といってもファンタジー色が強いわけではなく、青春の中に少し不思議がプラスされた物語でとても爽やかでした。
タイトルの通り、これは誰の嘘なのか。そして、誰にとっての魔女なのか。それを最後まで読んでわかったとき、切ないけれど温かくて優しい気持ちになりました。