毒林檎を食べてください。

まぁイラついててもしょうがないけど
誰にも聞こえないくらいのため息をつく

「じゃあ、俺の部屋いこーぜ」

千秋お兄ちゃんの部屋に行くまで里奈はちらちらと私の方を見ていた
ちらちら見られるとかうざったい

「里奈、どうしたの?」
私が少し低い声で聞いてみると
「えっ、いや。瑠奈ちゃん可愛いし、こんな大きなお城みたいな家に住んでるなんてすごいと思って…」


「え、私全然可愛くないよ??しかも里奈も今日から一緒に住むんじゃない!」

私が明るくいうと里奈はとても嬉しそうにしてた


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