きみは風のようだった


爽桜が混乱するのも無理はない。






私が言ってることは矛盾しているから。






「みんなにアメリカに戻るって言う」




爽桜は黙って聞いている




「けど私は日本にいる」







「私の体に限界が来た時病院にいなくちゃいけないのはわかってるから。」






「その時にちゃんとさよならするよ」






「そっか。」




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