きみは風のようだった
いよいよ放課後。
今日の体調はあまりよくない。
だけど、言わないと終われないから薬で乗り切った。
「そら、話って…?」
佳笑が沈黙をやぶってそう言ってきた。
「…うん。私ねアメリカ戻ることになった。」
「え?!」
「「…。」」
かい以外の2人は黙っていた。
かいはきっと今初めて聞いたのだろう。
「え?!なんで二人ともそんな冷静なの?!え、なんで?!」
「青空、少し静かにして」
「は、はい。」
星志になだめられて、すこし落ち着きを戻すかい。