きみは風のようだった
当時私は6歳だったけど泣けなかった。
現実を受け止められなかった。
でも、爽桜が
“大丈夫。僕はそらの傍にいるよ”
って言ってくれて、初めて両親がなくなって泣いた。
泣いても泣いても、涙は出てきて。
いつになったら涙が止むんだろうと思ってた。
現実を受け止められなかった。
でも、爽桜が
“大丈夫。僕はそらの傍にいるよ”
って言ってくれて、初めて両親がなくなって泣いた。
泣いても泣いても、涙は出てきて。
いつになったら涙が止むんだろうと思ってた。