【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
睨むような目だったが、どこか悲し気に瞳が揺れていて麻耶は大きく息を吐いた。
「どうしてここまで?」
静かに聞いた麻耶に、アイリは声を荒げた。
「好きだからよ!ずっと好きなのよ!」
その言葉に麻耶も言葉を失った。
「ずっと、生まれた時から一緒にいたのに……なんで?なんで私の事をみてくれないの?」
呟くように言ったアイリからは悲しみだけが溢れていた。
「どうして今?」
「ようやく、仕事でもそばに行く機会ができたからよ。ずっと、芳也に近づく事は許されなかった。芳也が望まなかった。携帯も家も全部変えて、なんとか調べて行っても会ってもくれなくて……ようやく実力で仕事で芳也の側まで来たのよ。なのに……今度はあなたが邪魔をする」
麻耶は痛いほどアイリの気持ちが解り唇を噛んだ。
「お願い。私に芳也をちょうだい」
懇願するアイリに、麻耶もようやく言葉を発した。
「どうしてここまで?」
静かに聞いた麻耶に、アイリは声を荒げた。
「好きだからよ!ずっと好きなのよ!」
その言葉に麻耶も言葉を失った。
「ずっと、生まれた時から一緒にいたのに……なんで?なんで私の事をみてくれないの?」
呟くように言ったアイリからは悲しみだけが溢れていた。
「どうして今?」
「ようやく、仕事でもそばに行く機会ができたからよ。ずっと、芳也に近づく事は許されなかった。芳也が望まなかった。携帯も家も全部変えて、なんとか調べて行っても会ってもくれなくて……ようやく実力で仕事で芳也の側まで来たのよ。なのに……今度はあなたが邪魔をする」
麻耶は痛いほどアイリの気持ちが解り唇を噛んだ。
「お願い。私に芳也をちょうだい」
懇願するアイリに、麻耶もようやく言葉を発した。