【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
2.家出娘の葛藤
「うーん……」
少し差し込んだ朝日が眩しく麻耶は寝返りを打った。
(まぶしいよ……カーテン締めなかったっけ……)
そしてトンと何かに当たり、そのいつもと違う感覚に慌ててその方を見た。
(基樹?)
「……っ!!」
驚きすぎて声を出すことができず、慌てて起き上がると大きく息を吐いた。
(……なんで?なんで社長が隣で寝てるの?昨日はえっと……。ビールを飲んでパスタを食べて、ホテルを探して……そして……あれ?)
そこで記憶が途切れていることに気づき、麻耶は自分の血の気が引くのを感じた。
(うそでしょ……。えーと、たぶんどこかで寝てしまったところを社長に拾われたの?)
そこまで考えてそっと布団の中の自分の恰好を確認する。
(……服は……着ている……)
服装が昨日のままだったことに安堵し、麻耶はそっとベッドから降りようとそろそろと移動をしたところで、
(……っ!)
麻耶は腕をガッと掴まれ言葉にならない声がでた。
少し差し込んだ朝日が眩しく麻耶は寝返りを打った。
(まぶしいよ……カーテン締めなかったっけ……)
そしてトンと何かに当たり、そのいつもと違う感覚に慌ててその方を見た。
(基樹?)
「……っ!!」
驚きすぎて声を出すことができず、慌てて起き上がると大きく息を吐いた。
(……なんで?なんで社長が隣で寝てるの?昨日はえっと……。ビールを飲んでパスタを食べて、ホテルを探して……そして……あれ?)
そこで記憶が途切れていることに気づき、麻耶は自分の血の気が引くのを感じた。
(うそでしょ……。えーと、たぶんどこかで寝てしまったところを社長に拾われたの?)
そこまで考えてそっと布団の中の自分の恰好を確認する。
(……服は……着ている……)
服装が昨日のままだったことに安堵し、麻耶はそっとベッドから降りようとそろそろと移動をしたところで、
(……っ!)
麻耶は腕をガッと掴まれ言葉にならない声がでた。