【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
(芳也……俺がどうやって水崎さんを助けるんだ?お前しか無理だろう……)
始は芳也に頼まれたからとは言えず、麻耶をじっと見てため息をついた。
「俺がこんなことを聞くのもおかしいけど、芳也から連絡は?」
「ありませんよ。なんでですか?」
「だってお前は……」
始の言葉に麻耶は、じっと始を見た。
「館長こそどこまで知っているんですか?」
「やった事?」
いつも真面目でふざける事すらない始の言葉に、麻耶は自分の耳を疑いじっと始を見据えた。
「なんていいました?」
「だから、芳也とSEXしたってこと」
はっきりと言葉にされて、赤くなるやら青くなるやら自分の顔が解らず、「え…??そんな……はっきりと……」しどろもどろしている麻耶に、
「落ち着けよ。そんなに慌てる事か?」
サラリと言われて麻耶は、大きく息を吐くとカクテルを一口飲んで呼吸を整えた。
「そうです。私が迫りました」
「え?水崎さんが迫ったの?」
意外そうな顔をした始に、今度は麻耶がキョトンとして頷いた。
「そこって重要ですか?とりあえず私が振られたっていう事が事実です。だから今更私に連絡がくるはずありません」
自分で言って、麻耶は自分で落ち込んでいた。
(そうだよ。もう忘れようと思ってるのに、どうして館長は傷をえぐるのよ……)
始は芳也に頼まれたからとは言えず、麻耶をじっと見てため息をついた。
「俺がこんなことを聞くのもおかしいけど、芳也から連絡は?」
「ありませんよ。なんでですか?」
「だってお前は……」
始の言葉に麻耶は、じっと始を見た。
「館長こそどこまで知っているんですか?」
「やった事?」
いつも真面目でふざける事すらない始の言葉に、麻耶は自分の耳を疑いじっと始を見据えた。
「なんていいました?」
「だから、芳也とSEXしたってこと」
はっきりと言葉にされて、赤くなるやら青くなるやら自分の顔が解らず、「え…??そんな……はっきりと……」しどろもどろしている麻耶に、
「落ち着けよ。そんなに慌てる事か?」
サラリと言われて麻耶は、大きく息を吐くとカクテルを一口飲んで呼吸を整えた。
「そうです。私が迫りました」
「え?水崎さんが迫ったの?」
意外そうな顔をした始に、今度は麻耶がキョトンとして頷いた。
「そこって重要ですか?とりあえず私が振られたっていう事が事実です。だから今更私に連絡がくるはずありません」
自分で言って、麻耶は自分で落ち込んでいた。
(そうだよ。もう忘れようと思ってるのに、どうして館長は傷をえぐるのよ……)