【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
「それで私にどうしろと?」
あの後、不本意ながらシャワーを借り、スーツケースを置かせてもらい麻耶は着替えてダイニングテーブルに座っていた。
さすが社長というべきなのだろう。
起きて寝室から出て、まずその光景に麻耶は啞然とした。
かなり広いリビングは、白と茶の家具で統一され、60インチはあろうテレビとサウンドシステムがドンと置かれ、その前には8人は座れそうなソファーにおしゃれなテーブルが置かれている。
そして更に大きな窓から見える景色は空が広がり、下に見える車が小さく見えた。
(何階なの?ここ……)
芳也にかける言葉も見つからず、唖然として窓に張り付いているところを捕獲?され、バスルームに追いやられた。
そして今、芳也と麻耶は向き合ってコーヒーを飲んでいた。
「美味いだろ?社長自ら入れたコーヒーは」
澄ました綺麗な顔でコーヒーを飲む芳也は、ニコリと微笑んだ。
(怖い!何?この微笑み……。私はただ失恋してやけ酒をしてただけなのに……)
「……はい」
麻耶はなんとかコーヒーを口に入れそれだけ答えると、芳也の言葉を待った。
あの後、不本意ながらシャワーを借り、スーツケースを置かせてもらい麻耶は着替えてダイニングテーブルに座っていた。
さすが社長というべきなのだろう。
起きて寝室から出て、まずその光景に麻耶は啞然とした。
かなり広いリビングは、白と茶の家具で統一され、60インチはあろうテレビとサウンドシステムがドンと置かれ、その前には8人は座れそうなソファーにおしゃれなテーブルが置かれている。
そして更に大きな窓から見える景色は空が広がり、下に見える車が小さく見えた。
(何階なの?ここ……)
芳也にかける言葉も見つからず、唖然として窓に張り付いているところを捕獲?され、バスルームに追いやられた。
そして今、芳也と麻耶は向き合ってコーヒーを飲んでいた。
「美味いだろ?社長自ら入れたコーヒーは」
澄ました綺麗な顔でコーヒーを飲む芳也は、ニコリと微笑んだ。
(怖い!何?この微笑み……。私はただ失恋してやけ酒をしてただけなのに……)
「……はい」
麻耶はなんとかコーヒーを口に入れそれだけ答えると、芳也の言葉を待った。