【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
「30分もあれば着くと思うから、まだ明るいかな」
芳也は空を見ながら言うと、慣れた様子でハンドルを握っていた。
「芳也さん、自分で運転するんですね」
「俺?運転するよ。基本視察とか行く時も自分で行くし。他の会社とか夜の会食の時は会社の車で出かけるけど。一人の方が動きやすいしね」
「でも、秘書の人いますよね」
「ああ、松木?」
「松木さんていうんですか?あのキレイな人」
その言葉に、芳也はチラリ麻耶を見ると、クスリと笑った。
「気にしてる?」
その言葉に、麻耶は軽く睨むと、「してないですよ」と窓の外を見た。
「麻耶、こっち見て」
信号で止まると、芳也は麻耶に声を掛けると麻耶の肩に手を回した。
「嫌です……」
秘書の人にまで焼きもちを焼いた自分が嫌で、麻耶は芳也を見れずにいた。
(こんなんじゃ嫌われちゃうよ……)
泣きそうになりながら外を見ていると、頬に手がかかりグイッと顔を芳也の方に向けられた。
「麻耶。かわいい」
そう言うと、チュッと頬にキスをされ麻耶はその頬を手で触れた。
「俺は麻耶が好きだよ」
そう言って芳也は信号が変わると、また前を向いて車を走らせた。
芳也は空を見ながら言うと、慣れた様子でハンドルを握っていた。
「芳也さん、自分で運転するんですね」
「俺?運転するよ。基本視察とか行く時も自分で行くし。他の会社とか夜の会食の時は会社の車で出かけるけど。一人の方が動きやすいしね」
「でも、秘書の人いますよね」
「ああ、松木?」
「松木さんていうんですか?あのキレイな人」
その言葉に、芳也はチラリ麻耶を見ると、クスリと笑った。
「気にしてる?」
その言葉に、麻耶は軽く睨むと、「してないですよ」と窓の外を見た。
「麻耶、こっち見て」
信号で止まると、芳也は麻耶に声を掛けると麻耶の肩に手を回した。
「嫌です……」
秘書の人にまで焼きもちを焼いた自分が嫌で、麻耶は芳也を見れずにいた。
(こんなんじゃ嫌われちゃうよ……)
泣きそうになりながら外を見ていると、頬に手がかかりグイッと顔を芳也の方に向けられた。
「麻耶。かわいい」
そう言うと、チュッと頬にキスをされ麻耶はその頬を手で触れた。
「俺は麻耶が好きだよ」
そう言って芳也は信号が変わると、また前を向いて車を走らせた。