【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
「麻耶、麻耶」
「うーん」
ぼんやりとした意識の中、麻耶はまた夢の中に引きずられそうになった。
「麻耶、そろそろ起きろ」
頬を優しく撫でる感触にそろそろと目を開けると、すでに着替え終わって麻耶を見下ろす芳也が目に入った。
「え?嘘!何時ですか?」
慌てて起き上がった麻耶に、芳也は苦笑すると、
「もうすぐ9時半。昨日無理させたからもう少し寝かせてやりたいけどそろそろ出かけたい」
「すぐ用意します……ん…?」
起き上がった麻耶を覆いかぶさるように、またベッドに戻すと芳也は唇を奪った。
「ちょ……芳也さん?出かける…って」
あちらこちらに落とされるキスに、戸惑いながら尋ねると、
「うん……でもそんな風に誘われたら、応えないのも悪いかな……と」
何も身に着けていない麻耶の全身を這い出した手に、麻耶は焦るようにその手を止めると、
「誘ってない!誘ってないので、ストップ!せっかくだから芳也さんとデートしたいです!」
芳也の手を静止した麻耶に、残念そうに動きを止めると芳也は麻耶の上から降りてクスリと笑った。
「コーヒーを淹れとくから準備して」
芳也はそう言うと寝室から出て行った。
「うーん」
ぼんやりとした意識の中、麻耶はまた夢の中に引きずられそうになった。
「麻耶、そろそろ起きろ」
頬を優しく撫でる感触にそろそろと目を開けると、すでに着替え終わって麻耶を見下ろす芳也が目に入った。
「え?嘘!何時ですか?」
慌てて起き上がった麻耶に、芳也は苦笑すると、
「もうすぐ9時半。昨日無理させたからもう少し寝かせてやりたいけどそろそろ出かけたい」
「すぐ用意します……ん…?」
起き上がった麻耶を覆いかぶさるように、またベッドに戻すと芳也は唇を奪った。
「ちょ……芳也さん?出かける…って」
あちらこちらに落とされるキスに、戸惑いながら尋ねると、
「うん……でもそんな風に誘われたら、応えないのも悪いかな……と」
何も身に着けていない麻耶の全身を這い出した手に、麻耶は焦るようにその手を止めると、
「誘ってない!誘ってないので、ストップ!せっかくだから芳也さんとデートしたいです!」
芳也の手を静止した麻耶に、残念そうに動きを止めると芳也は麻耶の上から降りてクスリと笑った。
「コーヒーを淹れとくから準備して」
芳也はそう言うと寝室から出て行った。