【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
(とりあえず荷物を片付けて……。社長だってこんなに早く仕事に行くんだもんね……。性格は最低だけど、仕事はやっぱり一生懸命なんだな。私だって会社の一員として新しいこの式場を成功させたいし。住むところを提供してもらえるなら文句は言えないし……)
麻耶はブツブツと独り言のように呟くと、スーツケースを持って、使っていいと言われた部屋へと入った。
(うわー!!)
その部屋は、窓もあり光が降り注ぎ居候の麻耶にはもったいない部屋だった。
12帖ほどある部屋は、セミダブルのベッドがあり、机もクローゼットも備え付けでテレビもあった。
ホテルのようなその部屋はなぜかリビングと違い少し可愛らしい雰囲気の部屋で、麻耶も嬉しくなりベッドへ飛び込んだ。
(なんでこのベッドあったのに昨日一緒に寝なきゃいけなかったのよ。絶対この話に持っていくための嫌がらせだよね。あの社長の性格からすると)
ふつふつと湧き出た怒りを抑えて、昨日感じたふわりとした温かい腕をなぜが思い出して麻耶は赤面した。
優しく抱きしめられるように回された腕になぜか安心して眠りについたことを思い出した。
(いやいや、失恋して少し弱ってたからだよ)
麻耶はブツブツと独り言のように呟くと、スーツケースを持って、使っていいと言われた部屋へと入った。
(うわー!!)
その部屋は、窓もあり光が降り注ぎ居候の麻耶にはもったいない部屋だった。
12帖ほどある部屋は、セミダブルのベッドがあり、机もクローゼットも備え付けでテレビもあった。
ホテルのようなその部屋はなぜかリビングと違い少し可愛らしい雰囲気の部屋で、麻耶も嬉しくなりベッドへ飛び込んだ。
(なんでこのベッドあったのに昨日一緒に寝なきゃいけなかったのよ。絶対この話に持っていくための嫌がらせだよね。あの社長の性格からすると)
ふつふつと湧き出た怒りを抑えて、昨日感じたふわりとした温かい腕をなぜが思い出して麻耶は赤面した。
優しく抱きしめられるように回された腕になぜか安心して眠りについたことを思い出した。
(いやいや、失恋して少し弱ってたからだよ)