【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
(誰からの電話?どうして電話がかかってくると自分の部屋にいっちゃうの?)
そんな事をぼんやりと考えていると、
「……っん!芳也さん……」
ゆっくりと少し開いた麻耶の口に芳也はスルリと舌を差し込むと、麻耶の舌を絡めとった。
「麻耶。麻耶……好きだよ」
キスの合間にかけられる言葉と、とろけそうなキスに麻耶はソファに沈みこんでいった。
(ごまかされてる……?)
麻耶はそんな不安がぬぐえずにいた。