【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
そんな事があった次の週の月曜日、麻耶は友梨佳と久しぶりに飲みに行くために会社を出て東京の街にいた。
「麻耶!こっち」
その声に待ち合わせの場所で二人は合流すると、いつものバルに向かって歩きだした。
「その後どう?」
「いろいろありがとね。館長にも話してくれたんでしょ?」
「まあ、少し心配だったし。館長しか二人の事知らないだろうしね」
少し照れたように言った友梨佳に、麻耶も笑顔を向けた。
「館長どう?意外にいい人でしょ?」
「えっ!まあ、そうだね」
少し慌てたように言った友梨佳に、麻耶はもしかして?と思う気持ちもありニヤニヤしてしまう顔をなんとかこらえていた。
「それより麻耶こそ……麻耶?あ……」
返事の無い麻耶の目線の向こうを見て、友梨佳も言葉を無くした。
「誰だろ……」
そこには芳也と髪の長い女の人がホテルの中に入っていく姿があった。
ぼんやりとその姿を見ていた麻耶に、
「ちょっと!何よ!麻耶追いかける?」
友梨佳の怒ったような声に、麻耶は首を振ると目線を戻した。
「行こう。友梨佳」
「でも……」
(ホテル……って……)
「麻耶!こっち」
その声に待ち合わせの場所で二人は合流すると、いつものバルに向かって歩きだした。
「その後どう?」
「いろいろありがとね。館長にも話してくれたんでしょ?」
「まあ、少し心配だったし。館長しか二人の事知らないだろうしね」
少し照れたように言った友梨佳に、麻耶も笑顔を向けた。
「館長どう?意外にいい人でしょ?」
「えっ!まあ、そうだね」
少し慌てたように言った友梨佳に、麻耶はもしかして?と思う気持ちもありニヤニヤしてしまう顔をなんとかこらえていた。
「それより麻耶こそ……麻耶?あ……」
返事の無い麻耶の目線の向こうを見て、友梨佳も言葉を無くした。
「誰だろ……」
そこには芳也と髪の長い女の人がホテルの中に入っていく姿があった。
ぼんやりとその姿を見ていた麻耶に、
「ちょっと!何よ!麻耶追いかける?」
友梨佳の怒ったような声に、麻耶は首を振ると目線を戻した。
「行こう。友梨佳」
「でも……」
(ホテル……って……)