【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
式当日は、寒い日だったが快晴で青空が広がっていた。
マーメードラインのウェディングドレスに、マリアベールの唯奈は息を飲むほど綺麗で、列席者から感嘆の声が漏れた。
大聖堂に響く聖歌隊も、パイプオルガンもどれも素晴らしく、過去を知っている麻耶は担当ながら涙をこらえるのに必死だった。
そして、もちろん社長の姿を列席者の中で見たスタッフは驚いて目を見開いていたが、始も今日はVIPという事で式全体を統括しており、始の「仕事をしてください」の一言で何事も無かったように式は進行して行った。
友人たちに囲まれた二人はとても幸せそうで、会社の副社長と秘書そういう堅苦しさは全くなく、主賓の挨拶の代わりに友人のスピーチがあり、余興も多く入っていた。
お色直しも無事終わり、いよいよクライマックスで新郎の挨拶の場面で健斗がマイクを握った。
「本日はお忙しい中私達二人の為にお集まりいただきありがとうございます」
お決まりの挨拶で始まった健斗のスピーチだったが、さすが大企業の副社長という事もあり堂々として、風格があり圧巻の挨拶だった。
「最後に、今日を迎えるにあたり、携わって頂いたスタッフの皆様ありがとうございました。そして私の大切な弟を支えてきて頂いた皆様にお礼を申し上げます。最後に私の自慢の弟が思いを込めて作りあげたこの式場で晴れの日を迎えられたことを嬉しく思います。ありがとうございました」
唯奈とともに頭を下げた健斗に盛大な拍手が起こった。
マーメードラインのウェディングドレスに、マリアベールの唯奈は息を飲むほど綺麗で、列席者から感嘆の声が漏れた。
大聖堂に響く聖歌隊も、パイプオルガンもどれも素晴らしく、過去を知っている麻耶は担当ながら涙をこらえるのに必死だった。
そして、もちろん社長の姿を列席者の中で見たスタッフは驚いて目を見開いていたが、始も今日はVIPという事で式全体を統括しており、始の「仕事をしてください」の一言で何事も無かったように式は進行して行った。
友人たちに囲まれた二人はとても幸せそうで、会社の副社長と秘書そういう堅苦しさは全くなく、主賓の挨拶の代わりに友人のスピーチがあり、余興も多く入っていた。
お色直しも無事終わり、いよいよクライマックスで新郎の挨拶の場面で健斗がマイクを握った。
「本日はお忙しい中私達二人の為にお集まりいただきありがとうございます」
お決まりの挨拶で始まった健斗のスピーチだったが、さすが大企業の副社長という事もあり堂々として、風格があり圧巻の挨拶だった。
「最後に、今日を迎えるにあたり、携わって頂いたスタッフの皆様ありがとうございました。そして私の大切な弟を支えてきて頂いた皆様にお礼を申し上げます。最後に私の自慢の弟が思いを込めて作りあげたこの式場で晴れの日を迎えられたことを嬉しく思います。ありがとうございました」
唯奈とともに頭を下げた健斗に盛大な拍手が起こった。