【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
オープニングイベントの準備はもちろん、式場を見学にくるカップルの接客、すでに挙式日が決まっているお客様との打ち合わせと麻耶はやることで溢れていた。
ミスの無いように麻耶はポケットからメモ帳を取りだすと今日のやることをもう一度確認し、軽く息を吐いて大聖堂へと急いだ。
(えっと、今日は大聖堂メインのご見学だから……お花とチャペルの最終確認をして……うん、間に合うな)
一人で頭を働かせながら大聖堂に入ると、祭壇の前に2人の男女が立っている姿が目に入った。
(えっと……見学予定は入ってなかったはずだけどな……)
麻耶は慌ててお辞儀をするとそっと顔を上げた。
遠くから見てもそのふたりは美男美女で、男性は真っ黒の髪をきちんとセットし、切れ長の瞳、整った顔、そして180㎝はありそうなモデルの様なスタイルに、上品なスーツに身を包んでいた。また、女性もセットアップのスーツ姿に髪をきちんとアップにした綺麗な女性だった。
「ご見学ですか?」
麻耶は祭壇に近づきながら笑顔でその二人をみると声を掛けた。
「え?」
女性の方が驚いたように麻耶をみた。
ミスの無いように麻耶はポケットからメモ帳を取りだすと今日のやることをもう一度確認し、軽く息を吐いて大聖堂へと急いだ。
(えっと、今日は大聖堂メインのご見学だから……お花とチャペルの最終確認をして……うん、間に合うな)
一人で頭を働かせながら大聖堂に入ると、祭壇の前に2人の男女が立っている姿が目に入った。
(えっと……見学予定は入ってなかったはずだけどな……)
麻耶は慌ててお辞儀をするとそっと顔を上げた。
遠くから見てもそのふたりは美男美女で、男性は真っ黒の髪をきちんとセットし、切れ長の瞳、整った顔、そして180㎝はありそうなモデルの様なスタイルに、上品なスーツに身を包んでいた。また、女性もセットアップのスーツ姿に髪をきちんとアップにした綺麗な女性だった。
「ご見学ですか?」
麻耶は祭壇に近づきながら笑顔でその二人をみると声を掛けた。
「え?」
女性の方が驚いたように麻耶をみた。