【完】Kiss me 社長の秘密と彼女のキス
「お前な……」
「だって……」
困ったような表情をした麻耶に、「それも却下だ」それだけ言うと、芳也はコーヒーを口に含んだ。
「えー。うーん」
悩む麻耶に芳也はため息をつくと、
「なあ、そんなに悩む事か?」
「じゃあ、宮田さん?」
「やめろ!その苗字すきじゃない……」
「えっと……」
押し黙った麻耶をチラっとみて、「そんなに難しいか?」呟くように言うと芳也は席を立ちあがった。
食器を持ってキッチンに行く芳也に、
「社長!私がやり……」
ジロっと見られて、麻耶は目線を外してキッチンに入ると、
「芳也さん……、私がお皿…洗い…ます」
顔を真っ赤にして言った麻耶に、芳也はフッと笑みを漏らすと、「じゃあ、よろしく」そう言って自分の部屋へと入っていった。
(その奇麗な笑顔は反則だよ……)
麻耶は独り言のように呟くと、流れる水をじっと眺めた。
「だって……」
困ったような表情をした麻耶に、「それも却下だ」それだけ言うと、芳也はコーヒーを口に含んだ。
「えー。うーん」
悩む麻耶に芳也はため息をつくと、
「なあ、そんなに悩む事か?」
「じゃあ、宮田さん?」
「やめろ!その苗字すきじゃない……」
「えっと……」
押し黙った麻耶をチラっとみて、「そんなに難しいか?」呟くように言うと芳也は席を立ちあがった。
食器を持ってキッチンに行く芳也に、
「社長!私がやり……」
ジロっと見られて、麻耶は目線を外してキッチンに入ると、
「芳也さん……、私がお皿…洗い…ます」
顔を真っ赤にして言った麻耶に、芳也はフッと笑みを漏らすと、「じゃあ、よろしく」そう言って自分の部屋へと入っていった。
(その奇麗な笑顔は反則だよ……)
麻耶は独り言のように呟くと、流れる水をじっと眺めた。