運命は電車の中で
そう、これが私の男嫌いの始まり。
そしてまた、恐れていたことが起ころうとしている。
立っていることも辛くなり始めた頃、
「花月ちゃん?大丈夫?顔色、悪いよ?」
「あっれー?花月ちゃん大丈夫?(あー、もしかして心配?あーちゃんと一緒のことになりそーって?花月ちゃんが下手な真似しなければ…ね♡コソッ」
「おい、悠、こいつ真っ青だぞ。大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫!………ごめん、私帰るね!」
も、もう無理。息が詰まりそう。