明日殺されます

僕は、どうしても今日、会いたかった。
仕事終わって東京から滋賀まで来たけれど、正直、身体は、疲れていたが、心は疲れていなかった。すぐに返信が来ない。
待っている間、頭の中では、いろんな事を考えた。
今までの事は、嘘だったのか・・・・・メールの呼び出し音が鳴った。
慌てて携帯を取りあげた。京子からのメールだった。

―明日じゃ駄目かな？―

―どうしても今日がいい。そっちまで行っていい？―

すぐに返信した。

時計を見たらすでに２３時を回っていた。
メールの着信が鳴った。

―駄目だよ。明日にしてー

気持ちは、落ち着かなかった。今すぐ会いたい。
今までのメールで大体の家の場所は知っている。
探せば居場所は、わかると勝手に判断した。