喫茶店の彼女


カウンターに肘をつきながら考えていたその時────、


「ありがとうございます」


耳に届いたのは、凛とした女性の声。


綺麗な声だなぁ……。


透明感のあるその声に誘われて顔を向けると、そこに彼女はいた。

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