喫茶店の彼女


「…千紗さん?大丈夫?」


「……うん、大丈夫だよ。少し、大学生の時のこと、思い出してたの」


心配そうな顔をする直樹くんに微笑んで返すと、途端にキラキラと輝いた瞳が向けられる。


「千紗さんの学生時代かぁ〜!
大学ってどんな感じだったの?」


「うーん…、凄く楽しかったかな。
私の周りはみんな仲が良くて、よく遊んでたよ」

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