喫茶店の彼女


『え……』


『1人で考えて変なもの贈っちゃったら嫌だし、こーゆーのは本人に聞くのが1番でしょ?
渡せるのは木曜日とかになっちゃうけど』


『…本当に、いいの?』


恐る恐る聞けば、千紗さんは笑顔で俺を見る。


『うん、もちろん。私が用意できるものならなんでも』


千紗さんの答えを受けて、俺は1つ深呼吸をしてからはっきりと言った。


『じ、じゃあ明日、俺と、出かけてくださいっ……!』

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