THE未来少年~オギノアキラニタイムマシンヲ~
「お前くっさいなぁ。自分ではあんまり分からなかったけど、やばいよマジで、靴、水虫じゃねえよな?」
二人はお互いの靴の臭いを嗅ぎ合い、納豆臭さに吐き気をもよおし笑っていた。
「やっぱり俺らバカだわ。それにしても……はぁ~、ホントお前って迷惑なやつだよな。なんで恒吉のピストルズの服着てんだよ。あ~申し訳ねぇよ。」
黒いTシャツに白いプリントでイギリスのパンクバンド、セックスピストルズのベースの横顔が印刷されていた。
「なんだよ。文句言うなら返せよ。」
「もう無理なんだよ……。それより俺の渡した物、確認してみ。」
現在のオギノはジーパンのポケットから携帯のような形の機械と、
上着のポケットからクマのキーホルダーの付いた黒いスウェードの袋を出した
「おっあいつからもらったクマだ。オレも持ってるよ。携帯に付いてんだへへへ。」
未来のオギノは19歳のオギノがはいていたジーパンから、携帯を出すと、
クマのキーホルダーをはずし、19歳のオギノが持っている黒い袋にクマのキーホルダーを入れた。
これはリオからもらったものだった。
「これはお守りだから持っていけ。俺のクマは未来にある俺の墓で燃やしてくれ。」
寂しそうに未来のオギノは言った。
「え?墓?え?幽霊?」
「あぁ~ホントむかつく。お前が酒に酔って死ななけりゃ、俺が死なずに済むのによ!って俺が飲んだんだけど……。」
未来のオギノはウィスキーのボトルをおでこにつけた。
「ってややこしいなぁ。とにかく俺ら死ぬんだよ。酒飲んで寝ちまって始発電車に引かれてぐちゃぐちゃ。よくわかんねぇけどさ、19歳で死ぬなんてありえねぇじゃん!」
未来のオギノは熱弁していた。
「俺らなんも夢叶えてないのに、死ぬなんてありえねぇじゃん!だから遠い未来の親切な人がタイムマシン貸してくれたんだよ。19歳のお前はタイムマシンで未来に行って、夢叶えて、人生悔いなしって思えたら過去の自分に変わって死ぬんだよ。分かったか!バカやろぉ。酒飲まなきゃやってられねぇよ。」
未来のオギノは一気に話すと持っていたウィスキーをガブガブ飲みはじめた。
二人はお互いの靴の臭いを嗅ぎ合い、納豆臭さに吐き気をもよおし笑っていた。
「やっぱり俺らバカだわ。それにしても……はぁ~、ホントお前って迷惑なやつだよな。なんで恒吉のピストルズの服着てんだよ。あ~申し訳ねぇよ。」
黒いTシャツに白いプリントでイギリスのパンクバンド、セックスピストルズのベースの横顔が印刷されていた。
「なんだよ。文句言うなら返せよ。」
「もう無理なんだよ……。それより俺の渡した物、確認してみ。」
現在のオギノはジーパンのポケットから携帯のような形の機械と、
上着のポケットからクマのキーホルダーの付いた黒いスウェードの袋を出した
「おっあいつからもらったクマだ。オレも持ってるよ。携帯に付いてんだへへへ。」
未来のオギノは19歳のオギノがはいていたジーパンから、携帯を出すと、
クマのキーホルダーをはずし、19歳のオギノが持っている黒い袋にクマのキーホルダーを入れた。
これはリオからもらったものだった。
「これはお守りだから持っていけ。俺のクマは未来にある俺の墓で燃やしてくれ。」
寂しそうに未来のオギノは言った。
「え?墓?え?幽霊?」
「あぁ~ホントむかつく。お前が酒に酔って死ななけりゃ、俺が死なずに済むのによ!って俺が飲んだんだけど……。」
未来のオギノはウィスキーのボトルをおでこにつけた。
「ってややこしいなぁ。とにかく俺ら死ぬんだよ。酒飲んで寝ちまって始発電車に引かれてぐちゃぐちゃ。よくわかんねぇけどさ、19歳で死ぬなんてありえねぇじゃん!」
未来のオギノは熱弁していた。
「俺らなんも夢叶えてないのに、死ぬなんてありえねぇじゃん!だから遠い未来の親切な人がタイムマシン貸してくれたんだよ。19歳のお前はタイムマシンで未来に行って、夢叶えて、人生悔いなしって思えたら過去の自分に変わって死ぬんだよ。分かったか!バカやろぉ。酒飲まなきゃやってられねぇよ。」
未来のオギノは一気に話すと持っていたウィスキーをガブガブ飲みはじめた。