THE未来少年~オギノアキラニタイムマシンヲ~
ライブも終わり、仕事が全て終わりにさしかかる頃、私は外掃除をしていた。
路上駐車をされないように置かれた
赤いコーンと黄色と黒のシマシマの工事現場にあるような棒を片付けていると、
バンドマン達が楽屋から荷物を持って出てきたのだった。
その時だった。
今でも脳みそにあの時の彼の姿が見えてくる。
黄色いプラスチックでできた風車。
大きなヒマワリがスマイルを浮かべて、
風に吹かれて回っていたのだった。
それを背負ったオギノ君は笑いながら
「お疲れ様でした~」
と言っていたのだ。
衝撃的だった。
どれくらい衝撃的かというと「オレ、トムだから。」と私の旦那が高校生の頃、初めてクラスで発したセリフと同じくらい衝撃的だった。
ヒマワリを担いで帰る
Over The Dogsのオギノアキラを
その日から脳みそに焼き付けたのだった。
ヒマワリがくるくる回る彼の後姿を、ずっとニヤケて見送っていた。
あんな風変わりな、バカなことをしている人間は、後にも先にも彼だけだった。
路上駐車をされないように置かれた
赤いコーンと黄色と黒のシマシマの工事現場にあるような棒を片付けていると、
バンドマン達が楽屋から荷物を持って出てきたのだった。
その時だった。
今でも脳みそにあの時の彼の姿が見えてくる。
黄色いプラスチックでできた風車。
大きなヒマワリがスマイルを浮かべて、
風に吹かれて回っていたのだった。
それを背負ったオギノ君は笑いながら
「お疲れ様でした~」
と言っていたのだ。
衝撃的だった。
どれくらい衝撃的かというと「オレ、トムだから。」と私の旦那が高校生の頃、初めてクラスで発したセリフと同じくらい衝撃的だった。
ヒマワリを担いで帰る
Over The Dogsのオギノアキラを
その日から脳みそに焼き付けたのだった。
ヒマワリがくるくる回る彼の後姿を、ずっとニヤケて見送っていた。
あんな風変わりな、バカなことをしている人間は、後にも先にも彼だけだった。