政略結婚はせつない恋の予感⁉︎

「……あれ?開かない」

その扉は押しても引いてもびくともしなかった。

わたしは反対側の壁を見た。同じような扉がある。そちらへ歩いて行き、扉を開ける。

すると、こともなげに開いて、猫脚のアンティークなバスタブや、水も使える装飾的な白いドレッサーなどが見えた。

ここがバスルームだった。

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