政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
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次に気がついたときは、なぜか将吾と一緒にバスルームのバスタブに浸かっていた。

わたしはカラダの力が入らなくて、彼に支えてもらわないと、ぐらぐらだ。
将吾は背後から、わたしをすっぽり包むように抱きしめている。

わたしは少しカラダをずらし、彼の顔を見て言った。

「ねぇ……将吾……どうして、キスしてくれないの?」

「……っとに、おまえは、酔ってると……究極にかわいくなるな」

彼は苦しげに息を吐いた。

「将吾……キスして……」

わたしは上目遣いでねだった。

「駄目だ……『お仕置き』だ。今夜は、キスはしない」


……あ、海洋とキスしたの、バレてる。

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