か・て・き・ょ♥️
気づいた時には私の両目からは涙が溢れだしていた。



「え、…遥香ちゃん?」


驚いて手を離す先生。


「ごめん、俺…」




…違うの、先生。

私は先生の事が嫌だから泣いてる訳じゃないの。

その手を離してほしくなかったの。


だって、


だって、、、




「……先生」


「…ん?」


「お願い、離さないで」



私は先生の手をギュッと握った。

先生は酔ってるからだろうか、なんの抵抗もしない。
< 10 / 95 >

この作品をシェア

pagetop