か・て・き・ょ♥️
車を出てすぐ私は先生に駆け寄った。



「…?どーした」



急に駆け寄ってきた私に先生が訊ねる。


特にこれと言った理由はない。


ただ、



「…先生の傍にいたくて」



小さな声で呟くように言った。



「ん?なんて?」



案の定、佐野先生には聞こえていないようだ。


それでいい。


それでいいんだーーー



< 21 / 95 >

この作品をシェア

pagetop