か・て・き・ょ♥️
「でも正直羨ましいわ」


「え?」



質問攻めがストップしたかと思うと、深いため息をつきながら紗枝が私を見つめてきた。



「羨ましいって…何が?」



キョトンとする私。



「あんなイケメンと付き合えるなんて!」


「…っ」



確かに佐野先生はイケメンだ。

教室に突然入り込んで来た時も騒がれてたっけ?


そして紗枝は大のイケメン好きーーー



「…え、紗枝狙ってるの?」


「はぁ!?さすがに親友の彼氏には興味ないわ!」



< 70 / 95 >

この作品をシェア

pagetop