か・て・き・ょ♥️





…大人な先生とは大違い





ふと先生の事を思い出してしまった。

元気かなぁ、とか。
浮気してないかなぁ、とか。


色々不安な事だってある。




「…安田?」


「…うぁ!」



気がつくと、誠治が私の顔を覗き込んでいた。



「もぉ!なに!心臓に悪い!」



ムスッとしながら軽く誠治を叩くと、彼は少し申し訳なさそうに笑いながら、



「ごめんごめん。…つい、かわいくて」


「…っ!?」



こんな事を言ってきた。



誠治にそんな事を言われるなんて…





調子狂う…





慌ててパッと誠治から顔を逸らすと、



「なぁ」



誠治の声が降ってきた。



「…なに」



顔を見ることができず、後ろを向いたまま答える私。

誠治は少し照れくさそうにして、



「……遥香…って読んでもいい?」


「……っっっ!!!」



< 84 / 95 >

この作品をシェア

pagetop