か・て・き・ょ♥️
「起きろー!おーい、遥香ぁ〜!!」
「…んぅ。あと10分…」
「ダメ!朝食バイキングなんだから、早く行って場所とるよ!」
朝。
紗枝に布団を引っペがされて起床。
最悪の目覚めだ。
梨奈子はまだスヤスヤと寝息を立てて眠ってるというのに…!
「梨奈子だって起きてないじゃん!」
ブーと口を尖らせて文句を言うと、紗枝は大きなため息をついたかと思いきや、ガシッと私の両肩を掴んだ。
「いい?遥香。……もうこの子は手の施しようがないの」
真剣な目をして言うものだから。
「ふふっ…。やっぱり紗枝ってお母さんみたい」
自然と笑えてきてしまった。
「なっ、何がお母さんよ!私だってまだ若いんだからね!?」
「ごめんごめん〜」