空っぽ
目覚ましの音と共に


目覚める


「遅刻だぁ」



実はあなたと会えるのは

週に1回


時間割りのせいだろう


唯一の楽しみがなくなった


「はぁ」


そんな溜め息がでるのは無理ない


10分遅れで駅についた

この時間ホームにあまり人はいない


ラッシュ時がちょうど


終わったかのような


携帯をいじりながら


歩いていた


すると私の目線に


黒い靴


ローファーが目に入った
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