空っぽ
目線を上げることなく


いつも私が乗る場所に


携帯をいじりながら


ふと右側をみる











あなたがいた






「どうして?」


そんなことを頭の中で


何回も繰り返した


あなたは近づいてきた


私は気づかないふりした

携帯に集中してるように見せて


内心ドキドキだったかもしれない


あなたはたった一言だけ

私に言った
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