『ツインクロス』番外編
「そう言えばさー、冬樹チャンって中学時代荒れてたんでしょ?何か入学早々学校の番格の奴に呼び出されたって言うじゃん。それって、その後どうなったの?」
「……は?」
毎度のことながら、長瀬の突拍子のない話題の振りに。
「何だよ、それ?どこからそんな話、仕入れてくるんだ?」
何処かにツテか何かあるのか知らないが、そんなどうでもいいことに対しても無駄に情報収集能力を発揮する長瀬の好奇心には呆れを通り越して尊敬さえする。(…嘘だけど)
「にゃはは、企業秘密♪」
得意気に笑う長瀬と、その横で過去の話なのに何故だか心配顔の雅耶。
「そんなの聞いてどうするんだ?別に面白いネタなんかないぞ」
「いやー、実はさ。その話聞いた時、俺は冬樹チャンがボスをやっつけて世代交代したんじゃないかって予測してたんだ。雅耶は、それはないって否定してたんだけどさ。実のところ、どうだったのかなー?って気になってたんだよねぇ」
「世代交代って…お前ね。流石にそんなことはないよな?冬樹?」
(別に、過去のことなんてどうでもいいのに…)
そんなことがあったことさえ忘れていた程、オレにはどうでもいい話だったけれど。
何故だか、やたら答えを聞きたがっている様子の二人に。
仕方なく素直に答えてやることにした。
「確かに、その学校始まって以来だとかいう強面の番格がいたのは事実だよ。喧嘩も負けなしだとかで、やたら伝説だとか騒がれてたけど…。何でか知らないがオレがそいつに呼び出されたのも事実だ」
「おおっ!それでそれで?」
「……は?」
毎度のことながら、長瀬の突拍子のない話題の振りに。
「何だよ、それ?どこからそんな話、仕入れてくるんだ?」
何処かにツテか何かあるのか知らないが、そんなどうでもいいことに対しても無駄に情報収集能力を発揮する長瀬の好奇心には呆れを通り越して尊敬さえする。(…嘘だけど)
「にゃはは、企業秘密♪」
得意気に笑う長瀬と、その横で過去の話なのに何故だか心配顔の雅耶。
「そんなの聞いてどうするんだ?別に面白いネタなんかないぞ」
「いやー、実はさ。その話聞いた時、俺は冬樹チャンがボスをやっつけて世代交代したんじゃないかって予測してたんだ。雅耶は、それはないって否定してたんだけどさ。実のところ、どうだったのかなー?って気になってたんだよねぇ」
「世代交代って…お前ね。流石にそんなことはないよな?冬樹?」
(別に、過去のことなんてどうでもいいのに…)
そんなことがあったことさえ忘れていた程、オレにはどうでもいい話だったけれど。
何故だか、やたら答えを聞きたがっている様子の二人に。
仕方なく素直に答えてやることにした。
「確かに、その学校始まって以来だとかいう強面の番格がいたのは事実だよ。喧嘩も負けなしだとかで、やたら伝説だとか騒がれてたけど…。何でか知らないがオレがそいつに呼び出されたのも事実だ」
「おおっ!それでそれで?」