あの日の涙。

図書室

「おはよー」


身支度が終わり、玄関のドアを開けると華がいた。


そう。私達は登校中も一緒。


華の朝練がある時は一人だけど、基本ずっと二人なんだ。


私は、勇気を出して昨日のことを華に打ち明けた。


「え〜!勿体ない!!なんで逃げてきちゃったの?!」


華は目と口を大きく開けてビックリしていた。


なにもそこまで驚かなくても…。


「だって、いきなり後ろにいたし…。ビックリしたんだもん。」
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