あの日の涙。
華も華でどーしてあんなに張り切ってるのよ〜


なんて思いながら歩いていた…ら。


後方から誰かに手を引かれ、振り返ると


…葛西君?


「お前、昨日の…」


嘘…。私は、驚いて反射的に下を向いてしまった。


「…昨日、泣いてたよね?俺のせい?」


ふるふると首を振った。


違う…違うの。


でも、怖い夢を見たなんて…言えない。
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