夢現物語
「良いわね。」


「女房の逢鈴から絵巻が届いて、それを描いた者を女房として欲しい、か。」

父君はふと溜め息をつきながら、外を見ていられた。

(あのまま零落するよりは、良いかもしれない。)
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