イケメン部 〜第1巻〜
其ノ弍
部室に入るや否や、部屋の真ん中で仁王立ちしている姿が見えた。
西条永利だ。
西条はふたりの登場を待っていたと言わんばかりに腕を組み、じっと佐々木の方を見ている。
佐々木は少し、ため息をついて、
「潔く諦めてくれない?永利くん…」
笑顔を向ける。
西条はチラッと澪和を見て、
「海空は本当に部長の事が好きなんスか?」
佐々木に問う。
佐々木は、「あたりまえ」と言うように頷き、
「まぁ、カップルだからね♡」
ギュッと澪和を抱き寄せた。
西条永利だ。
西条はふたりの登場を待っていたと言わんばかりに腕を組み、じっと佐々木の方を見ている。
佐々木は少し、ため息をついて、
「潔く諦めてくれない?永利くん…」
笑顔を向ける。
西条はチラッと澪和を見て、
「海空は本当に部長の事が好きなんスか?」
佐々木に問う。
佐々木は、「あたりまえ」と言うように頷き、
「まぁ、カップルだからね♡」
ギュッと澪和を抱き寄せた。