イケメン部 〜第1巻〜
其ノ弍
「…新人?」
「うん、そう♪澪和ちゃんって言うんだぁ~♪」
「…澪和?…で?何?コイツが入ってくんの?」
「そう♪可愛いでしょ?」
「はっ…、別に。外で騒いでる女達の方がまだ可愛い」
「何それ。澪和ちゃんにそーゆー口きくの止めてくれない?」
「本当の事を言っただけなんだけど」
ドアの隙間から覗き込んでいた人影の正体は、3年の楠見薙早だった。
澪和は突然現れた楠見と楠見の意味不明な発言に、どう反応しようか戸惑っている。
どうやら佐々木はそれに気付いたらしく、
「騒がしくてごめんね?…こいつ、本当にムカつくヤツだから…。気にしなくて良いよ?」
楠見を指差し澪和に向かって微笑んだ。
「…え、えとっ…」
上手く対応の出来ない澪和に代わり、
「……取り敢えず海空、こっち来い。簡単に伝統部の説明するから」
御影が周り込んで部長をフォローした。澪和はそれに従い、御影の後に付いていく。
御影が最初に案内したのは……
「うん、そう♪澪和ちゃんって言うんだぁ~♪」
「…澪和?…で?何?コイツが入ってくんの?」
「そう♪可愛いでしょ?」
「はっ…、別に。外で騒いでる女達の方がまだ可愛い」
「何それ。澪和ちゃんにそーゆー口きくの止めてくれない?」
「本当の事を言っただけなんだけど」
ドアの隙間から覗き込んでいた人影の正体は、3年の楠見薙早だった。
澪和は突然現れた楠見と楠見の意味不明な発言に、どう反応しようか戸惑っている。
どうやら佐々木はそれに気付いたらしく、
「騒がしくてごめんね?…こいつ、本当にムカつくヤツだから…。気にしなくて良いよ?」
楠見を指差し澪和に向かって微笑んだ。
「…え、えとっ…」
上手く対応の出来ない澪和に代わり、
「……取り敢えず海空、こっち来い。簡単に伝統部の説明するから」
御影が周り込んで部長をフォローした。澪和はそれに従い、御影の後に付いていく。
御影が最初に案内したのは……