イケメン部 〜第1巻〜
其ノ參
「ごめんね、澪和ちゃん。怖い思いをさせちゃったね…」
「い、いえ、気にしないでください」
佐々木は澪和の頭を撫でる。
城津は差し伸べかけた手を静かに下ろした。
「部長、やっぱりむりです」
ポツリと澪和はまた呟く。
佐々木の表情は曇った。
「永利くんに言われるから?周りの女子が怖いから?それとも僕のことが…」
佐々木の声がだんだんと震えを増した。
澪和はどう言えば佐々木が悲しまないか必死に考えた。
だが、答えは見つからなかった。
「わ、私、彼氏とかそういうのまだよくわかんなくて…。好きとかそういうのもまだ…」
澪和は震える拳をギュッと握った。
「い、いえ、気にしないでください」
佐々木は澪和の頭を撫でる。
城津は差し伸べかけた手を静かに下ろした。
「部長、やっぱりむりです」
ポツリと澪和はまた呟く。
佐々木の表情は曇った。
「永利くんに言われるから?周りの女子が怖いから?それとも僕のことが…」
佐々木の声がだんだんと震えを増した。
澪和はどう言えば佐々木が悲しまないか必死に考えた。
だが、答えは見つからなかった。
「わ、私、彼氏とかそういうのまだよくわかんなくて…。好きとかそういうのもまだ…」
澪和は震える拳をギュッと握った。