イケメン部 〜第1巻〜
「安心しろ。怪しげな物は置いていない。…だがロッカーの中を開けるのはやめた方が良いな。特に部長のロッカーは」
更衣室内は安全である(佐々木のロッカー以外はだが)事を伝える。
澪和は少しずつ手をずらし、視野を広げていく。
完全に手を顔から離したあと――
「……広い」
広かった。
元々伝統部の部室が広いのに、部室の隣の部屋を更衣室に使っているのだから、更衣室なんていうレベルの広さではなかった。
澪和の感想に御影は静かに微笑み、
「お前のロッカーはもう決めてあるんだ」
奥にあるロッカーへと歩み寄った。
見ると知らない人の名前の隣だった。
澪和は暫くその名前を見つめていたが、やがて御影が口を開き、説明をする。
更衣室内は安全である(佐々木のロッカー以外はだが)事を伝える。
澪和は少しずつ手をずらし、視野を広げていく。
完全に手を顔から離したあと――
「……広い」
広かった。
元々伝統部の部室が広いのに、部室の隣の部屋を更衣室に使っているのだから、更衣室なんていうレベルの広さではなかった。
澪和の感想に御影は静かに微笑み、
「お前のロッカーはもう決めてあるんだ」
奥にあるロッカーへと歩み寄った。
見ると知らない人の名前の隣だった。
澪和は暫くその名前を見つめていたが、やがて御影が口を開き、説明をする。