イケメン部 〜第1巻〜
「…アンケート、ですか?」
「そうだ。伝統部に入るともれなくアンケートに答えてもらう仕組みになっていてね…。問題数が多いから面倒くさいんだけどさ…」
城津はお行儀良く正座をし、封筒の中身に目を遣っている澪和を見る。
場所は澪和の部屋。
「城津先輩もこのアンケート、やったんですか?」
封筒から手を放した澪和が問う。
城津は頷き、
「そうだ。このアンケートは部長が作ったものでね…。俺らの代から始まった制度なんだ」
酷いよな、とため息をついた。
澪和はもう一度、封筒の中に入っている書類を見て、今度は中からアンケート用紙を取りだした。
「……それにしても、広い部屋なんだな。俺の部屋の5倍以上ありそう」
部屋を見回す城津。
「そうだ。伝統部に入るともれなくアンケートに答えてもらう仕組みになっていてね…。問題数が多いから面倒くさいんだけどさ…」
城津はお行儀良く正座をし、封筒の中身に目を遣っている澪和を見る。
場所は澪和の部屋。
「城津先輩もこのアンケート、やったんですか?」
封筒から手を放した澪和が問う。
城津は頷き、
「そうだ。このアンケートは部長が作ったものでね…。俺らの代から始まった制度なんだ」
酷いよな、とため息をついた。
澪和はもう一度、封筒の中に入っている書類を見て、今度は中からアンケート用紙を取りだした。
「……それにしても、広い部屋なんだな。俺の部屋の5倍以上ありそう」
部屋を見回す城津。