イケメン部 〜第1巻〜
西条は少し言葉を失った後に、静かに微笑み、
「いや、お前のせいじゃない。心配すんな。俺が悪かったんだから…」
澪和に声を掛けた。
「……西条。何があったのか詳しく教えてくれないか?」
二人の間に入り、西条に問いたのは御影だ。
西条は頷き、事件の経路について語り始めた。
「あれは俺と海空が別れたときのことだ――」
俺は電車に乗り込み、新厘駅へと向かおうとした。
…と、その電車の中で急に人が倒れたんだ。
俺は急いでその人の許へ駆け寄った。そしたらその人が言ったんだ。
「病院まで付き添ってほしい」
って。
その人は老人だったし、本当に具合が悪そうで心配だったから俺はその人の言う通りにしたんだ。
「いや、お前のせいじゃない。心配すんな。俺が悪かったんだから…」
澪和に声を掛けた。
「……西条。何があったのか詳しく教えてくれないか?」
二人の間に入り、西条に問いたのは御影だ。
西条は頷き、事件の経路について語り始めた。
「あれは俺と海空が別れたときのことだ――」
俺は電車に乗り込み、新厘駅へと向かおうとした。
…と、その電車の中で急に人が倒れたんだ。
俺は急いでその人の許へ駆け寄った。そしたらその人が言ったんだ。
「病院まで付き添ってほしい」
って。
その人は老人だったし、本当に具合が悪そうで心配だったから俺はその人の言う通りにしたんだ。