イケメン部 〜第1巻〜
「あ…、あの……」



戸惑う澪和。

――と、その時



「あ~、本当面倒くさい。僕、会議とかニガテなんだけどなぁ~」



部室のドアが開き、背の高い茶髪で耳元にヘアピンをした少しチャラそうな人が入ってきた。



「おっ、永利君に誠君~♪早いねぇ~」




………誰?




澪和が椅子に座ったままポカンとしていると、



「お疲れ様です、部長。今日は遅かったですね」



御影が澪和の横を通り、その男に挨拶をした。
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