イケメン部 〜第1巻〜
「そんなことよりっ、部活、今日はないんですか?」


「……そんなことよりって…」



 告白をあっさりスルーされた佐々木は少し口を尖らせ、



「…部活なんて、僕がいなくても出来るでしょ?」



 不満そうに答えた。

 澪和はふと書類に目を遣り、



「……もしかして、コレのせいで来れなくなったんですか?」



 書類に書かれた文字を指差した。

 そこには――






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