イケメン部 〜第1巻〜
其ノ弍
「御影先輩っ、待ってくださいっ」
澪和が御影の後を追って辿り着いたのは校舎の片隅にある、小さな花壇の目の前だった。
そこで御影は目を細めながら小さな花をそっと触っている。
「…っ」
彼は澪和の存在に気付くと、驚いたような表情をし、
「海空!なんだ、追ってきたのか!?」
問い掛けた。
澪和はコクりと頷き、
「はい…。すみません、こんなことしちゃダメだっては分かってたのですが…」
俯く。
対して御影は静かに笑みを溢し、
「なにも叱ろうとなどは思っていない。心配してくれたんだな?ありがとうな」
澪和に向かって礼を述べてきた。
「おっ、お礼の言葉なんてっ、そんなっ…」
澪和は両手を振り、御影に申し訳ないと心で謝った。
澪和が御影の後を追って辿り着いたのは校舎の片隅にある、小さな花壇の目の前だった。
そこで御影は目を細めながら小さな花をそっと触っている。
「…っ」
彼は澪和の存在に気付くと、驚いたような表情をし、
「海空!なんだ、追ってきたのか!?」
問い掛けた。
澪和はコクりと頷き、
「はい…。すみません、こんなことしちゃダメだっては分かってたのですが…」
俯く。
対して御影は静かに笑みを溢し、
「なにも叱ろうとなどは思っていない。心配してくれたんだな?ありがとうな」
澪和に向かって礼を述べてきた。
「おっ、お礼の言葉なんてっ、そんなっ…」
澪和は両手を振り、御影に申し訳ないと心で謝った。